札幌巻き爪専門ネットでは巻き爪に苦しむ人を解決したいという思いで巻き爪に関する情報を発信しています。

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巻き爪って何?

巻き爪は、爪の端が内側に巻き込み、皮膚に食い込む状態を指します。主に足の親指に発生しますが、他の足指や手足の爪にも起こり得ます。巻き爪は痛みや炎症を引き起こし、歩行や日常生活に支障をきたす可能性があります。

いくつかの調査結果から、成人の10~20%が巻き爪であると推定されています。これは、1000万人~2000万人もの人が巻き爪に悩んでいる可能性があることを意味しています。

どういう状態になると巻き爪と呼ばれるでしょうか。

爪の端が内側に巻き込み、皮膚に食い込む状態が巻き爪です。

さらに、以下の様な現象も発生していることがあります。

  • 爪の変形:
    巻き爪になると、爪が変形し、厚くなることがあります。
  • 爪周辺の皮膚の変化:
    爪周辺の皮膚が赤く硬くなったり、腫れたりすることがあります。
  • 痛み:
    爪が皮膚に食い込むことで、痛みや炎症を引き起こします。

巻き爪になった状態

巻き爪になると何が起きるでしょうか。

巻き爪を放置すると、最初は爪が食い込んでいるだけでも、やがて以下のような問題が起きる事があります。
問題が起きる前に対処する事が勧められます。

  • 痛み:
    爪が皮膚に食い込むことで、痛みや炎症を引き起こします。
  • 腫れ:
    炎症によって、爪周辺が腫れて赤くなることがあります。
  • 出血:
    爪が皮膚を傷つけることで、出血することがあります。
  • 感染症:
    傷口から細菌が侵入し、感染症を引き起こす可能性があります。
  • 歩行障害:
    痛みが原因で、歩行が困難になることがあります。
  • 生活の質の低下:
    痛みや炎症によって、日常生活の質(QOL)が低下することがあります。

巻き爪の原因

巻き爪の原因になる要因

巻き爪の原因は様々ですが、主に以下の5つの要因が考えられます。

  1. 遺伝的要因:
    家族に巻き爪の人がいる場合は、巻き爪になりやすいと言われています。爪の形状や足の形状などが遺伝的に影響している可能性があります。
  2. 足の形状:
    足の指が長い、幅が広い、扁平足などの足の形状は、巻き爪のリスクを高めます。足の指が長い場合、爪が圧迫されやすく、巻き爪になりやすくなります。幅が広い足の場合、足の指が互いに押し合い、爪に負担がかかります。扁平足の場合、足裏のアーチが低下し、爪に負担がかかります。
  3. 靴:
    サイズが合わない靴や、先の尖った靴を履くと、爪に負担がかかり、巻き爪になる可能性があります。サイズが小さい靴は爪を圧迫し、サイズが大きい靴は足の中で指が動き、爪に負担がかかります。先の尖った靴は爪先を圧迫し、巻き爪になりやすくなります。
  4. 加齢:
    年齢とともに爪が変形し、巻き爪になることがあります。加齢とともに爪が厚くなり、硬くなり、巻き爪になりやすくなります。
  5. 外傷:
    爪をぶつけたり、強く圧迫したりすると、巻き爪になることがあります。爪が傷つき、変形し、巻き爪になる可能性があります。

ハイヒール

巻き爪のリスクを高める要因

直接の原因では無くても、以下の要因が巻き爪のリスクを高める可能性があります。

  1. 糖尿病:
    糖尿病になると、足の血行が悪くなり、爪が変形しやすくなります。
  2. リウマチ:
    リウマチになると、足の関節が変形し、爪に負担がかかります。
  3. 爪の切り方:
    間違った爪の切り方は、巻き爪のリスクを高めたり、症状を悪化させたりする可能性があります。
    正しい爪の切り方を実践するようにしましょう。詳しくは「巻き爪の切り方」をご覧ください。
  4. 肥満:
    肥満による体重増加は、巻き爪のリスクを高め、症状を悪化させる可能性があります。
    体重が増加すると、足の指にも負担がかかります。足の指に負担がかかると、爪が圧迫され、巻き爪になりやすくなります。
    肥満になると、足のアーチが低下し、足裏全体に体重がかかります。足のアーチが低下すると、足の指の筋力が弱くなり、爪が変形しやすくなります。
    また、足の血行が悪くなり、爪の栄養不足や酸素不足が起こります。爪の栄養不足や酸素不足は、爪の変形や肥厚を招き、巻き爪のリスクを高めます。
  5. 妊娠:
    妊娠中は、体重の急速な増加により、足の負担が大きくなって爪が変形しやすくなります。
    また、足の爪が切りずらくなるため、適切な爪切りが難しくなります。

巻き爪は、これらの要因が単独で起こる場合もあれば、複数の要因が複合的に絡み合って起こる場合もあります。

巻き爪の切り方

ここでは、「巻き爪を予防する爪の切り方」について解説します。 「巻き爪になっている爪の切り方」については「巻き爪のメンテナンス」をご覧ください。

巻き爪の予防には、正しい爪の切り方が重要です。

1. 爪切り選び

  • 爪切りは、刃先がまっすぐな直線型を使用しましょう。曲線型は爪の角を丸く切りすぎてしまうため、巻き爪になりやすくなります。
    曲線型は手の爪を切るのに向いています。足の爪には直線型が向いています。
    どちらか一つだけを選ぶなら、直線型を選びましょう。
  • 刃こぼれしていない、切れ味のいい爪切りを選びましょう。切れ味の悪い爪切りは、爪をうまく切ることができず、爪が割れたり、二枚爪になったりする原因となります。

2. 爪の切り方

  • 爪はまっすぐに切り、角を丸くしない。爪の角を丸くすると、爪が内側に巻き込みやすくなります。
  • 爪を短く切りすぎない。指の先端から1mm程度残しましょう。爪を短く切りすぎると、爪が皮膚に食い込みやすくなり、巻き爪のほか陥入爪になる事もあります。
  • 爪は左右の角からではなく、中央からカットします。
  • 爪の両端を深く切り込みすぎない。
  • 爪ヤスリを使う場合は、一方向にのみかけるようにしましょう。往復させると、爪の両端が薄くなって内側に巻き込みやすくなります。

3. その他の注意点

  • 足の爪は、お風呂上りなど爪が柔らかいときに切ると、切りやすくなります。
  • 爪を切る頻度は、週に1回程度が目安です。
  • 爪切りは、自分専用のものを使用しましょう。

爪切り

巻き爪を予防するための爪の切り方のポイント

  • 爪はまっすぐに切る
  • 爪の角は丸くしない
  • 爪を短く切りすぎない
  • 爪は中央から両端に向かって切る
  • 爪の両端を深く切り込みすぎない
  • 爪ヤスリを使う場合は、一方向にのみかける
  • お風呂上りなど爪が柔らかいときが望ましい
  • 爪を切る頻度は、週に1回程度
  • 爪切りは、自分専用のもの

上記の爪の切り方のポイントを参考に、巻き爪の予防に努めましょう。

巻き爪の矯正

専門家による巻き爪の矯正には、様々な方法があります。

代表的な矯正方法

  • ワイヤー矯正:
    爪に2つ穴をあけて金属製のワイヤーを装着し、巻き爪を矯正する方法。
  • B/Sブレイス:
    爪に特殊な樹脂製のプレートを装着し、巻き爪を矯正する方法。
  • マチワイヤー矯正:
    爪に2つ小さな穴をあけて細い超弾性ワイヤーを装着し、巻き爪を矯正する方法。
  • VHO矯正:
    爪に特殊な器具を装着し、巻き爪を矯正する方法。
  • フェノール法:
    爪に薬剤を塗布し、巻き爪を矯正する方法。
  • グラスファイバー矯正:
    爪にグラスファイバーを装着し、巻き爪を矯正する方法。
  • 3TO矯正:
    爪に特殊な樹脂を装着し、巻き爪を矯正する方法。
  • PODOFIX矯正:
    爪に特殊な装具を装着し、巻き爪を矯正する方法。
  • テーピング矯正:
    爪にテーピングを貼り、巻き爪を矯正する方法。
  • 手術:
    爪の一部を切除する方法。
各矯正方法のメリット・デメリット
メリット デメリット
ワイヤー矯正
  • 矯正力が強い
  • 幅広い症例に対応できる
  • 金属アレルギーがある人は使用できない
  • 爪が薄くなる可能性がある
  • 痛みを感じる場合がある
B/Sブレイス
  • 目立ちにくい
  • 爪が薄くなる可能性が少ない
  • 痛みを感じにくい
  • 爪の病気がある場合は行えない
  • 重度の巻き爪は矯正期間が長くなる
マチワイヤー矯正
  • ワイヤー矯正よりも目立ちにくい
  • 爪が薄くなる可能性が少ない
  • 痛みを感じにくい
  • 矯正力が弱い
  • 軽度の巻き爪にしか対応できない
VHO矯正
  • 矯正力が強い
  • 幅広い症例に対応できる
  • 爪が薄くなる可能性がある
  • 痛みを感じる場合がある
フェノール法
  • 手術が不要
  • 痛みを感じにくい
  • 矯正効果が弱い
  • 繰り返し治療が必要になる場合がある
グラスファイバー矯正
  • 爪が薄くなる可能性が少ない
  • 痛みを感じにくい
  • 矯正力が弱い
  • 軽度の巻き爪にしか対応できない
3TO矯正
  • 矯正力が強い
  • 幅広い症例に対応できる
  • 爪が薄くなる可能性がある
  • 痛みを感じる場合がある
PODOFIX矯正
  • 矯正力が強い
  • 幅広い症例に対応できる
  • 爪が薄くなる可能性がある
  • 痛みを感じる場合がある
テーピング矯正
  • 手軽にできる
  • 痛みを感じにくい
  • 矯正力が弱い
  • 軽度の巻き爪にしか対応できない
手術
  • 根本的な治療ができる
  • 再発率が低い
  • 痛みが伴う
  • 傷跡が残る

矯正方法の選択

矯正方法は巻き爪の状態を見て、専門家が判断します。

病院では、対応するいくつかの矯正方法から、患者さんの希望を元に医師が判断します。
フットケアサロンなどの施設では、対応できる矯正方法が限られており、穴を開けたり痛みを伴う方法を採用していない施設が一般的です。

巻き爪が痛い場合

巻き爪が痛みだした場合、いくつかの原因が考えられます。

原因

  • 爪の伸び:
    爪が伸びて、肉に食い込むことで痛みを引き起こす可能性があります。
  • 足の酷使:
    長時間歩いたり、走ったりすることで、足に負担がかかり、巻き爪の痛みが増す可能性があります。
  • 靴:
    窮屈な靴を履いたり、長時間ハイヒールを履いたりすることで、巻き爪の痛みが増す可能性があります。
  • 外傷:
    爪をぶつけたり、踏んだりすることで、痛みが増す可能性があります。
  • 感染症:
    爪が細菌や真菌に感染することで、痛みや炎症を引き起こす可能性があります。

対処法

痛みが重く歩くのも大変な場合は、まず応急措置で痛みを軽減し、続いて専門家による根本的な対応を行います。

我慢できる場合も、痛みがある状態であれば、一時的な場合を除き自然に解消される事はありません。
早めに専門家に相談しましょう。

応急措置

  • 爪の両端をやすりで削る:
    爪の両端をやすりで削り、角を丸くすることで、肉に食い込むのを防ぎます。
  • 爪と皮膚の間にコットンやガーゼを挟む:
    爪と皮膚の間にコットンやガーゼを挟むことで、痛みを軽減することができます。
  • 足指にテーピングをする:
    足指にテーピングをすることで、足の指のアーチを支え、巻き爪の痛みを軽減することができます。
  • 患部を冷やす:
    患部を冷やすことで、炎症を抑えることができます。
  • 痛み止めの薬を服用する:
    痛みが強い場合は、痛み止めの薬を服用するのも有効です。

根本的な対応

応急措置で痛みを軽減した後は、根本的な対応として、専門家による処置を受けるようにしましょう。

巻き爪の自分で治し方

初期または軽度の巻き爪であれば、以下のセルフケア方法で改善できる可能性があります。

セルフケア方法

  • 爪の角を丸くする:
    爪の両端をやすりで削り、角を丸くすることで、肉に食い込むのを防ぎます。
  • コットンパッキング:
    爪と皮膚の間にコットンを挟むことで、爪の湾曲を矯正し、痛みを軽減します。
  • テーピング:
    足指にテーピングをすることで、足の指のアーチを支え、巻き爪の進行を抑制します。
  • 正しい靴の選び方:
    窮屈な靴は、足の指を圧迫し、巻き爪を悪化させるので、足の指に合ったサイズの靴を選びましょう。
  • 足の指の運動:
    足の指の運動は、足の筋力を強化し、巻き爪の予防・改善に役立ちます。
  • 足をぬるま湯や塩水に浸す:
    血行を促進し、爪周辺の組織を柔らかくすることで、爪の湾曲を矯正しやすくなります。また、炎症や痛みを軽減します。

足をぬるま湯や塩水に浸す

セルフケアを行う際の注意点

  • 爪を削りすぎると、爪が薄くなり、弱くなる可能性があります。
  • コットンパッキングは、清潔なコットンを使用し、定期的に交換しましょう。
  • テーピングは、強く巻きすぎると、血行を妨げるので、注意が必要です。
  • 痛みがある場合は、無理にセルフケアを行わず、専門家に相談しましょう。

セルフケアで改善が見られない場合

  • 2~3週間セルフケアを行っても、改善が見られない場合は、専門家に相談しましょう。
  • 専門家は、爪の状態を診断し、適切な対処法を提案します。

巻き爪のメンテナンス

巻き爪の治療中は、以下の点に注意してメンテナンスを行うことが大切です。

爪の切り方

  • まっすぐ切る:
    爪を湾曲に沿って切ると、巻き爪が悪化する可能性があるので、まっすぐ切りましょう。
  • 角を丸くする:
    爪の両端をやすりで削り、角を丸くすることで、肉に食い込むのを防ぎます。
  • 深爪しない:
    深爪すると、爪が皮膚に食い込みやすくなり、巻き爪が悪化する可能性があります。
  • 専門医に指導を受ける:
    爪の切り方がわからない場合は、専門医に指導を受けましょう。

その他のメンテナンス方法

  • 足を清潔に保つ:
    足を清潔に保ち、感染症を予防しましょう。
  • 足を冷やす:
    痛みや炎症がある場合は、足を冷やすことで症状を軽減することができます。
  • ぬるま湯や塩水:
    腫れや赤みがある場合は、足をぬるま湯や塩水に浸すと、和らげる効果が期待できます。
  • テーピングをする:
    テーピングをすることで、足の指のアーチを支え、巻き爪の進行を抑制することができます。
  • 正しい靴の選び方:
    窮屈な靴は、足の指を圧迫し、巻き爪を悪化させるので、足の指に合ったサイズの靴を選びましょう。
  • 定期的に専門家に診てもらう:
    定期的に専門家に爪の状態をチェックしてもらいましょう。

巻き爪に向いている爪切り

  • 巻き爪専用爪切り:
    よくある爪切りは凹カーブですが、逆に凸カーブになっています。
    巻いている爪に対し、直線刃の爪切りで切る前の前処理として使います。
  • ニッパー:
    爪を細かくカットできるため、巻き爪の爪にも使いやすいです。
  • ヤスリ:
    爪の角を丸くするために使用します。

補足

  • 巻き爪の治療は、長期戦になる場合が多いです。
  • 根気よくメンテナンスを続けることが大切です。
  • 痛みが強い場合や、セルフケアで改善が見られない場合は、専門家に相談しましょう。

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